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『久米邦武文書』第二巻「科学技術史関係」刊行記念
 西学の要は窮理―久米邦武と科学技術展
期日:2000年6月3日(土)~8月27日(日)

西学の要は窮理―久米邦武と科学技術史展協賛 日本科学史学会・洋学史学会・日本計量史学会

久米邦武は開明藩主・鍋島直正の近習として、また岩倉使節団『米欧回覧実記』の編述者として、東西の文物を直視し記録し続けましたが、その底流には新時代の科学技術への学習意欲が常に渦巻いていました。それを立証する『久米邦武文書 第二巻「科学技術史関係」』の刊行にあわせて開催された本展は、漢学儒学出身の久米が科学技術に開眼した動機や背景を、科学技術史・洋学史の面から系統的に紹介したものでした。
また、臨場感を高める趣旨で、文献類の他に、明治維新前後の日本で理学の研究と教育のため試作・複製された実験用機器類も併せて展示致しました。

展示の構成
Ⅰはじめに
Ⅱ西学の要は窮理―物理学への開眼
Ⅲ天と地と人の文明論
Ⅳ化学の術致に迫る―物質・資源考
Ⅴ陶瓷の弁を知らざるべからず
Ⅵ利益の根源は農業
Ⅶ度量衡と暦
Ⅷ機械と電気―無量の実効
Ⅸ科学技術と社会

→出版物:久米邦武文書(二)科学技術史関係

Kume Museum of Art久米美術館
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