過去の展覧会・活動
「甦るハンガリーの歴史遺産‐グラー二ツ・ミクローシュによる教会写真」展
期日:2006年10月21日(土)~11月19日(日)
西暦1000年にキリスト教の洗礼を受け、キリスト教を国の宗教と定めたイシュトヴァーン王は、10の村ごとに一つの教会を作ることを命じました。そのためハンガリーには、11世紀から19世紀にかけて建造された美しい教会が数多く遺され、国の歴史遺産に指定さています。
ハンガリー写真家協会理事会メンバーであり、ハンガリー芸術家全国協会(MAOSZ)の委員を務めるグラー二ツ・ミクローシュ氏(1943年生、ブダペスト出身)は、これら歴史ある教会を撮り続けてきました。構図やカット・色調などを配慮した作品からは、グラー二ツ氏の細やかな感性と深い哲学を感じ取ることができます。
すでにヨーロッパの多くの都市で作品展が開催されてきましたが、この度その作品の中からグラー二ツ氏本人によって厳選された66点の教会写真が日本で初めて公開されました。展示された作品は、写真の専門家や愛好者はもとより、建築・歴史・美術・宗教などに関心を寄せる方々をはじめ、観光旅行の視点から広く一般にも楽しんでいただける展示となりました。