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『久米邦武文書』全四巻完結記念
 泰西と泰東―歴史家久米邦武の見た世界
期日:2002年5月18日(土)~7月21日(日)

泰西と泰東―歴史家久米邦武の見た世界協賛 明治維新史学会・早稲田大学史学会

久米邦武が生きた時代は、まさに幕末維新期から昭和初期という日本が西洋文明に比肩しようとした時代でした。歴史学者としての久米もまた、激動する幕末情勢から西洋科学技術への関心を高くした佐賀藩時代、西洋という異文明世界を直接見聞した岩倉使節への随行経験を経て、「泰西」、すなわち西洋文明の存在をつねに念頭においていました。また、その視点でもって、日本さらには「泰東」すなわち東洋に対する批評を加えた業績を残していきました。
久米の業績は、『久米邦武文書』各巻の内容が顕著に示すように、日本や中国の古代史・古文書・歴史地理から同時代批評にまでおよんだ幅広いものとなっています。こうした久米の業績を鳥瞰する展示としました。

→出版物:久米邦武文書(四)中国古代・近代史論

Kume Museum of Art久米美術館
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